お針箱まわり
by chloe_patricia
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カテゴリ:布を使った室内装飾( 13 )

2010年 第七火曜日

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 久しぶりの布を使った室内装飾、ソフトファーニッシングです。いつ買ったのかは言いたくないほど前からしまってあった布でとうとうカーテンを完成させました。以前お話したように布をはぐのはミシンを使いましたが、そのほかはすべてまつり縫いと千鳥がけの手縫いです。
 ちまちまとした手縫いはそれほど苦になりませんが、大きな布を扱うのが面倒なので今まで延ばし延ばしにしていたものです。この1年で作りかけのもの、作りたいと思って買ってあるもの、作りたいと思っているものを本当に完成させたいと思っております。やらなくちゃプロジェクト始動でございます。
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 これが表布です。大きな花の縦模様と小花のストライプ部分がさらにストライプ状に配されています。今回はこのストライプ柄を生かして、プリーツ部分に大きな花模様、平らな部分に小花ストライプがでるようにピンチプリーツを配置しました。模様の1リピートでプリーツと平らな部分をとります。ですから以前作り方説明の時にお話しした窓の幅にゆとりとプリーツ分を加えて云々というのはあくまでも参考寸法で、最終的に必要な幅はリピート幅がいくつ、ということになります。窓幅は決まっていますので、平らな部分の寸法はほとんど変更できません。そのため布幅と出来上がり幅の調整はプリーツ分で行うことになります。初めは2.5倍プリーツで計算していましたが最終的にプリーツ分が多くなったため、より豪華な仕上がりになりました。ちょっと計算の手間はかかりますし、余分な模様合わせをするわけですから布も余分に必要になりますが、このようにはっきりとしたストライプの場合は模様の出方が統一されますので、大変きれいな出来上がりになります。
 実用性という意味では遮光カーテン布も種類が多くなっていますが、見た目の美しさという点では裏付きにはかないません。裏付きカーテンの仕立てを業者に頼むと表布と裏布を2枚重ねて縁を3つ折りにして端ミシンで始末されます。確かに裏は付いていますが、それを裏付きと呼んでよいものかどうかは疑問だと思います。ミシンの縫い目も目立ちますし。今回の布はたしか1メートル2000円前後とそれほど高価な布ではありませんが、プリーツの模様合わせをして裏布を付けたことで各段に上質な仕上がりになりました。表布に投資するよりも、ほどほどの表布にそれよりもはるかに安価な裏布をつける方が得策です。また以前の作り方説明でお話するべきでしたが、カーテンを吊るフックは最近はカーテンの床上がり寸法が調整できるプラスチック製のものをよく見かけますが、インテリアファブリックを2.5倍プリーツにして、薄手でも裏布をつけるとかなり重くなり、プラスチックフックが折れてしまう場合があります。やはり昔ながらの金属製がお勧めです。
 もうすぐ春です。引っ越しでも大掃除でも、模様替え、イメージチェンジ、きっかけは何でも良いのです。カーテンを自分で作ってみられませんか。
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by chloe_patricia | 2010-02-16 22:43 | 布を使った室内装飾

2008年 第四十火曜日 カーテン 12

 昨日でカーテンの作り方は終わりのはずだったのですが、もう一日お付き合いください。プリーツのたたみ方を読み返したのですが、あれでお分かりになりましたか。でき上がりのカーテンの写真ですが、ご参考までに掲載しますね。
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 すでに3つ襞にプリーツを形成しているのですが、プリーツになる部分の根元にミシンをかけるとこうなります。かなり布が重なっていますので、針が曲ったり折れたりしますのでご注意ください。
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 3つ襞にたたんだところです。プリーツ分で3つの山を作り谷の部分を縫い留めます。谷底ぎりぎりのところを縫うようにしてください。慣れないと難しいですけれど、底の部分を縫い留めないと、綺麗に仕上がりません。
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 3つ襞の下の部分は山の部分を縫います。芯の入っている部分だけでなく、カーテンのすその方向に向かって同じ様に3つ襞プリーツをたたむようにしてから山の部分を縫ってください。この山の縫い留めがカーテンのプリーツがまっすぐ下に落ちるかどうかを左右します。慎重に。
 採寸の時に少しふれましたが、縦ストライプの同じところでプリーツをたたむ時は、特別に計算しないといけないとお話しました。今までご紹介した作り方はでき上がり幅の1.5倍分をプリーツにたたむというやり方ですから、プリーツと模様の出方は出たとこ勝負です。ですから特定の模様のところでプリーツをたたむ場合は逆に模様の大きさから必要な布幅を計算してください。ただし1つのプリーツは14センチから15センチ前後、間隔は9センチから10センチ前後というルールは守ってくださいね。
 もう一つ、わたくしの作り方は最後にいくつプリーツができるかがわかるという作り方です。ですからお手持ちのフックやランナーの数よりも最終的にプリーツの方が多いということになる場合もあります。特に今まで既製品をお使いの場合、足りなくなると思います。お手持ちのフックとランナーの数に合わせてプリーツをたたむ事も可能ですが、そうなると14~15センチと9~10センチというルール通りにできなくなります。見た目の問題もあるのですが、プリーツ部分をあまり大きく取ると3つ襞の山の高さも高くなるので、ペルメットやカーテンボックスをお使いの場合、支障が出ます。フックやランナーはそれほどお高いものでもありませんので、できればプリーツの数に合わせて必要な分を追加購入されることをお奨めします。
 これでわたくしの「皆様にカーテン作りを広めるプロジェクト」は一応終了です。ご質問などございましたら、いつでもコメント欄からお問い合わせください。
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by chloe_patricia | 2008-09-30 11:14 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九月曜日 カーテン 11

 カーテン作りもあと少し、今日は最後の仕上げのプリーツについてです。表布の上部に縫いつけた芯地テープの部分にプリーツをたたむのですが、これはミシンと手縫いの両方で作業します。ではプリーツのたたみ方、そしてプリーツ幅の計算の仕方の順でご説明しましょう。
 プリーツは3つ襞のピンチプリーツが最も一般的なはずなのですが、最近既製品では2つ襞も出回っているようです。今回はプリーツ分として2.5倍にしておりますので、3つ襞についてお話します。
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 この写真はわたくしが作った2.5倍のプリーツのカーテンです。まっすぐになっている部分を合計すると、最初の採寸時の必要幅プラスゆとりになり、プリーツになっている部分の長さを合計すると、その2.5になります。一番左側のカーテンの端が持ちだし用にと足した2センチ分です。プリーツ分の2.5倍分をプリーツの数で割り、ひとつのプリーツ分づつを芯時テープ幅全部ミシンで縫います。大きなループの様になりますので、それを3つ山になるように形付けて、上部は谷部分を、下部は山部分を縫い留めます。簡単な作業ですが布が何枚も重なっていて厚いので、慣れていないとちょっと厄介です。縫い留める前に満足のいく出来かどうか確認してください。
 プリーツの大きさと間隔の計算をするために、もう一度でき上がりのカーテンの幅を測りましょう。先週の計算例のカーテンは必要幅200センチとリターン6センチづつですから212センチでした。これを2.5倍すると530センチです。また左右の持ち出しは2センチづつですから538センチ。両開きのカーテンですので、半分に割ると269センチですがこれにはゆとりが含まれていません。ゆとりは5%以内でと申し上げましたが、わたくしは極力ゆとりを入れたくないので、5%で計算した26.5センチよりも少ない量を足しているはずです。便宜上、5センチのゆとりを含めて274センチで作ったとしましょう。きっちりと縫いあがり、プリーツをたたむ前の平らなカーテンの幅は今274センチです。プリーツをたたんだ後の出来上がりサイズは212センチの半分の106センチプラスゆとりの5センチと持ちだし4センチで115センチです。274センチから115センチを引いた159センチがプリーツにたたむ分です。およそ2.5倍になっているでしょう。持ちだしは後で足していますし、またゆとりを加えているので、絶対に正確に2.5倍にはなりません。

カーテン布幅 274センチ
でき上がり幅 106センチ + 5センチ(ゆとり) +4センチ(持ちだし) = 115
プリーツ分   159センチ

 「美しい」と言われるプリーツは14センチから15センチ幅を3つ襞にたたみ、その襞が9センチから10センチ間隔でたたまれているものだそうですから、わたくしたちもこの幅でプリーツをたたみますが、その前にリターン分は別に計算します。カーテンの一方の端のみ、プリーツの大きさと次のプリーツまでの距離をリターン分に合わせなければいけません。わたくしが例に挙げたカーテンのリターンは6センチですので、一番端の間隔は6センチ、もしくは少々ゆとりを足して6.5から7センチにしましょう。ゆとりの分量は実際にカーテンを吊る時のリターンの吊りやすさになります。今回は中を取って6.5センチにしましょう。また一番端のプリーツは他のプリーツど同じ3つ襞が基本ですが、ペルメットやカーテンボックスにゆとりがない場合は2つ襞にした方がすっきりします。今回は2つ襞にしましょう。

持ちだし   2センチ
リターン    6.5センチ
端の2つ襞 9センチ

この数字を考慮して、

カーテン布幅 274センチ
でき上がり幅 100 + 6.5(ゆとりを含むリターン) + ゆとり4.5 + 持ちだし4
プリーツ分   150 + 9

と解釈してください。そうするとプリーツ分の150センチを3つ襞にたたみ、でき上がりが104.5センチの両側に2センチの持ち出しが付いて、リターンが6.5センチ幅でリターンを吊るところのプリーツは9センチの2つ襞になるのがわかりやすくなりますね。
 とりあえずの計算として、間隔を9センチ、プリーツを15センチにしましょうか。9+15=24ですから、ひと組のプリーツとして24センチ必要ということになります。次に出来上がり幅の100センチとゆとりの4.5センチ、プリーツ分の150センチの合計を出します。254.5センチです。これを24で割ります。

254.5 ÷ 24 = 10.60417

プリーツと平らな部分が10組とあまりが出ました。どれくらいのあまりか計算しましょう。リターン側から見るとカーテンは持ちだし、2つ襞プリーツ、リターン分、プリーツ、平らな部分、プリーツ、平らな部分 ... と10組分続き、もう一つ余分に3つ襞プリーツをたたんで持ちだしとなりますので、このあまりの分で最後の3つ襞プリーツをたたまなければなりません。

254.5 - 24 x 10 = 14.5

意図したわけではないのに、ほぼぴったりです。足りない0.5センチは隣接する最後の平らな部分を8.5センチにして15センチで襞をたたみましょう。これほどうまくいくことは大変まれです。幅をいろいろ変えて試算しますが、プリーツ分はできるだけ14センチ以下にはしないようにしましょう。
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by chloe_patricia | 2008-09-29 16:31 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九日曜日 カーテン 10

 今日はカーテン上部の始末と裏布についてです。
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 昨日脇の千鳥がけで上部を約20センチ縫い残しておりました。これは芯地テープを縫いつけるためです。写真のように上から3センチの線に合わせてテープをミシンで縫いつけます。実際にミシンをかける前に、上からパタン、パタンと2回倒してテープをくるんで、カーテンのすそから丈を測ってください。それほど厚地でなくても、布の厚さのせいで少し短くなっているかも知れませんので、芯地を付ける位置で丈を調整してください。模様の位置をすそで合わせてあるので、カーテンの丈の調整は必ず上部でします。テープをミシンで縫いつけたら、まず一度パタンと倒しアイロンをかけます。そして脇の3センチを倒し、もう一度パタンと3つ折りにします。アイロンで押さえて、まつり付けます。脇は縫い残した部分を千鳥がけをします。これで表布の完成です。
 次は裏布です。裏布は綿サテンが一番ですが、ご予算に応じて他の布でもかまいません。表布に合わせた薄色が良いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、白か生成りで十分です。色付きにする場合は、必ず表布と裏布を重ねて光にかざしてください。白っぽい地色に濃い色の模様、たとえば白地にブルーの花模様の場合、花の色に合わせてブルーの裏地をつけた時、裏地のブルーが表地の白に透けるときがあります。ご注意ください。
 裏地の出来上がり寸法は、表地のカーテンより上と脇がそれぞれ1センチ、すそが2センチ小さく仕上げます。表地でカーテンを作る時に測った寸法を基準にしてもよいのですが、実際に縫いあがった物を測り直した方が正確です。丈は実寸から内側に入る分として上1センチとすそ2センチの合わせて3センチを引き、布端の始末分として上に2センチ、すそに10センチ加えます。

(表地のカーテンの丈) - (1+2) + (2+10)

 また幅は実寸から両脇分として2センチ引き、必要幅になるように布をはぐ時の縫いしろ分を加えます。縫いしろは1.5センチで十分でしょう。そして端の折り返しとして6センチづつ足します。

(表時のカーテンの幅) - (1+1) + (縫いしろ1.5 x 2 x 必要分) + (6 x 2)

 必要な大きさが出ましたので、これに準じて裏布を裁断し、必要枚数をはいで2枚の大きな布にします。すそを2センチと8センチのところで折り返して3つ折りにして、アイロンで押さえてミシンをかけます。両脇を6センチづつ折込み、上は2センチのところでアイロンをかけます。ミシンをかけるのはすそだけです。これで表地の準備ができました。
 昨日表地のすそを始末する時、お話するのを忘れていたのですが、カーテンウエイトを入れないといけません。これはカーテンのすその両端に入れるおもりです。風でカーテンがたなびかないようにするためのものですから、生地の重さや窓の大きさとカーテンの長さ、風通しによってはいれなくても大事ありません(わたくしは入れません)。入れる場合はおもりが入る小さな袋を裏布で縫って、その中に入れてから、表布のすその端の額縁の隅の内側に縫いつけます。おもりはコイン型か細い棒状の金属製です。さびではないのかもしれませんが、時間の経過とともに表面が汚れてきます。生地を守るためにも、必ず裏布で縫った袋に入れてから縫いつけてください。
 では表地に裏布を付けましょう。表地のカーテンと裏布を外表に合わせ、四方をすべてまつり縫いします。表地のカーテンの脇の裁ちだし見返しは7センチです。裏布は6センチにしています。表地より1センチ入ったところに裏布を付けますので見返しの端は揃うはずです。すそも表地は10センチ、裏布は2センチ上がったところから8センチですからこちらも揃うはずです。表布端から内側に入る分を正確に測り、見返しの端をきっちりと合わせればぴったりと合うはずなのですが、若干のずれが出る場合があります。横方向は多少誤差があってもそれほど大きな問題にはならないのですが、縦はどちらが長くても布がつりますので注意が必要です。
 まず裏布を上部にまつり縫いします。そして両脇もまつり縫いです。すそは20センチ間隔ぐらいでピンを打つだけにしておきます。プリーツをたたんで実際に吊ってから様子をみてまつりましょう。
 あとは上部のプリーツだけとなりました。完成までもう少しです。
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by chloe_patricia | 2008-09-28 11:42 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九土曜日 カーテン 9

 今日から本格的にカーテンの縫い方です。計算と裁断さえできれば7割方はできたも同然なのですが、ここからの作業は簡単ですが時間はかかります。
 まず必要幅になるようにミシンで布をはぎ、縫いしろを割ります。縫いしろの端の始末は特に必要はありませんが、布の耳がつれているようなら切り込みを入れて下さい。どうしても気になるようなら端ミシンをかけますが、ジグザグやロックミシンは不要です。先日模様合わせをした縫いしろをお目にかけた時布端が始末されていましたが、あれは始めからのものです。次にすそと両脇の始末をします。
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 すそは3つ折り、脇は折り返しだけなのですが、角は額縁に仕上げます。布の裏面を上にして、この写真のように、すその出来上がり線から10センチ上のところからでき上がりカーテンの角に向かってななめに印を付けましょう。
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 次に下から10センチのところをアイロンで折り上げます。
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 そしてさっき斜めに印をつけたところで折り返し、アイロンをかけます。
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 すそを10センチのところで折り上げ脇も7センチのところで折り返すと、額縁に仕上がります。折り返した布端はそろいませんが、これは気にする事はありません。
 ここからは手縫いです。すそはまつり縫いですが、それほど細かくまつらないでも大丈夫です。2センチから3センチおきくらいで荒くまつります。脇は上から20センチ程度を残して千鳥がけです。額縁の付き合わせはかがってください。すそまつりも千鳥がけも表に縫い目が出ない気をつけてくださいね。時間はかかりますが、単純作業です。がんばりましょう。
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by chloe_patricia | 2008-09-27 14:05 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九金曜日 カーテン 8

 今日は裁断です。まず布に傷がないかを点検し、問題なければ早速始めましょう。昨日計算した数字を使って今日も説明します。
 扱う布が大きいので、実際に必要な布を切り取るのではなく、必要な模様の数で荒断ちし、そのあと、不要の部分を落とす方が楽だと思います。丈は236.5センチでしたね。この長さに布を取るには8模様必要でした。裾上げに20センチ見込んでおりますので、模様の中でカーテンの裾に来てほしいところから20センチ下がったところから数えて8模様のところで裁ちます。必要量を計算するときに1模様余分に見込んでいますので、8模様分を取ったら1模様以下が残るはずです。このとき1模様以上あったら模様の数え間違いです。もう一度数え直して裁断してください。
 8模様分を5枚裁ったら、今度は上部の不要分を切り落とします。8模様は240.8センチでしたから、そこから実際に必要な丈の分の236.5センチを引いた4.3センチを8模様の上部から切り落とします。これで実際に必要な丈の布が5枚取れました。
 次に5巾に縫い合わせたものを、実際に必要な幅の布2枚に仕上げます。片方づつ2.5巾弱になればよいのですが、この時0.5巾分をカーテンの中心部分につき合わせで持ってくるか、窓の端の部分、つまりリターン側に持ってくるかはどちらでも問題ないので、生地の模様を見た都合でお決めください。どちらでも変わりありません。
 一昨日の計算では566センチとゆとりの26.5センチ(以下)が必要となりましたので、カーテン1枚に必要な布幅はその半分の283センチとゆとりの13.25センチ(以下)と縫いしろです。5巾の半分は126 x 5 ÷ 2 = 315センチですので、縦長のロスがあまり出ませんから作業が楽にできるように5巾のうちの1枚を縦に半分に切りましょう。そして2枚半づつを模様を合わせて2枚縫いあげます。その後端から必要な幅、つまり283センチとゆとりの13.25(以下)センチを測り、余分の布を切り落とします。縦長のロス分の幅が大きい時は5巾全部をつないでから、両端から必要な幅だけを切り取ります。そうすると中央にまとまった布が残りますので、何かに再利用できます。全部縫いつなげてから長さを測って不要部分を切ると、縫いしろ幅を考えずに作業できます。特に厚みのある生地の場合、縫いしろを割った時に結果的に平面で測った縫いしろ以上必要になる場合もあります。この誤差は縁の始末分やゆとりで処理できますから、そこまで神経質になる事はないので、作業がしやすければ最後につなぐ巾の分は必要なだけをあらかじめカットしておいてもよいでしょう。
 とりあえず今日はここまで。明日からは本格的な作業です。
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by chloe_patricia | 2008-09-26 21:06 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九木曜日 カーテン 7

 今日は模様合わせをして、カーテンを作るのに必要な布の量を計算しましょう。実際の数字を使った方がわかりやすいので、一昨日と同じリピート幅の縦30.1センチ、横14.9センチの幅126センチの生地で計算します。
 窓周りを被う面積は横200センチでした。リターンが6センチで前の重なり無しの両開きです。丈は206センチにしましょう。まずこの206センチですが、これはランナーのリングから測ったもので昨日最後に説明した、上に出る部分は含んでおりません。リングから床までの高さから床上がりを引いた数字です。これに芯地テープ幅の7.5センチと折り返しの3センチ、裾上がりの20センチを加えます。

206 + 7.5 + 3 + 20 = 236.5

一昨日の計算では全部で5巾分の生地をはぐことになりましたので、

236.5 x 5 = 1182.5

つまり11メートル83センチの長さの布が必要です。ただしこれは模様合わせがない場合の布の量ですので、模様を合わせるためには、生地の縦リピート模様がいくつカーテンの中に入るかを計算しないといけません。さっきの236.5センチを縦リピートの30.1センチで割ります。

236.5 ÷ 30.1 = 7.857143

つまり8模様分の生地の長さを見こまないと、布をはぐ時に模様がそろわないということですから、

30.1 x 8 = 240.8

そして5巾必要ですから、

240.8 x 5 = 1204

というように生地の必要量は12メートル4センチとなりました。4センチという半端は購入できないでしょうから12メートル10センチとなるのですが、模様合わせをする時にもう一つ考えないといけないことがあります。今の計算でもちろん模様はきちんと合致するのですが、でき上がりカーテンの一番下の部分が模様のどの部分から始まっているかを確認しないといけません。ずっと続く連続模様で、模様の始点が特定できないようなものは気にする必要はありませんが、たとえばこの巾着の布のように、リピートの始まりと終わりがはっきりとしている(一番下の白いクリーム、文字、チョコレート、白クリームのガーランド、ピンクのクリーム、文字、チョコレート、ピンクのガーランドで1リピートです)ような布では、カーテンの裾が1リピートのどの部分に来るかを決めないといけません。たとえばチョコレートの上端が少しだけ見えて、無地でガーランドとつながるよりも、チョコレートを全く出さないで、無地がカーテン裾に来てそこから完全な模様が上に続いている方が、断然きれいです。
 購入する布の模様が始まる場所を指定するわけにはいきませんので、実質必要なメートル数に1リピート足してご購入ください。

1204 + 30.1 = 1234.1

10センチ単位に繰り上げて12メートル40センチが必要量となりました。

 計算に使ったリバティ社の生地はメートル3,990円ですから49,470円税込です。裏布を普通の無地ブロードにすれば15,000円程度に抑えることができると思いますので、70,000円以内で2.5倍の3つ襞ピンチプリーツ裏地付きのカーテンができます。このリバティの生地を販売しているオーダーカーテン会社のウェブサイトで、同じサイズの裏なしのミシン縫いのカーテンを見積もると75,600円プラス消費税と計算されました。巨大な布と格闘して、莫大な量の手縫いが必要になりますが、オーダーカーテンよりも美しく上質なものが、お安くできます。
 採寸と模様合わせ、そして必要な生地の量の計算と裁断ができれば、カーテンは7割がた完成したも同じです。手縫いは確かに大変ですが、単純作業ですから、根気さえあればいつかは必ず仕上がります。ぜひ皆様もご自分で作ってみられませんか。もしご希望でしたら、ご自分で計算された必要量を見直し確認のお手伝いもさせていただきます。コメント欄でお申し出ください。また質問などございましたら、いつでもお問い合わせください。明日は裁断についてです。
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by chloe_patricia | 2008-09-25 15:33 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九水曜日 カーテン 6

 今日はカーテンの丈についてです。基本的にはランナーと呼ばれるレール、もしくはポールからぶら下がっている輪から希望の丈に上下の布始末分を加えただけで良いのですが、この時にも注意したい点があります。
 カーテンの上部はテープ状の芯を縫いつけて、その芯を布でくるむようにして始末します。そしてその芯の入った部分をプリーツにたたむわけですが、芯の幅とカーテンを吊るフックの長さの関係でカーテンの丈が変わります。
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 写真のテープは7.5センチ幅です。プリーツをたたんだ部分にフックを差し込みますので、フックとテープの位置関係は、本当はフックはもう少し下になるはずなのですが、大体これくらいでしょう。フックは右側のランナーのリングに吊りますので、フックとランナーの位置関係もこれくらいです。ランナーのコロの部分はレールの中に隠れますので、このテープとフックを使ったカーテンの上部はレールぎりぎりに来ます。テープ上部がカーテンの上端ですから、あまり幅の広いテープを使うとカーテンレールが取り付けられた天井やペルメットにカーテンの上端が当たるようになります。ご注意ください。ポールをお使いの場合はフックを掛ける小さなリングがついている大きなリングをどれだけ見せるかということになりますので、お手持ちのポールのデザインによってお決め下さい。カーテンの重さにどれだけ耐えられるの疑問に思っておりますのでわたくしは使っておりませんが、最近は樹脂製のスライドして調整できるアジャスタータイプもあります。また幅広の芯地テープ用にプリーツ部分に差し込むところ(写真の左側の部分)が長いフックも販売されていますので、デザインに合わせてお選びください。

 ではカーテンの丈を測りましょう。まずランナーのリングの内周の一番下から床までの長さを測り、そこから床上がり分を引きます。床にたっぷり引きずっているカーテンは大変エレガントなのですが、よほど部屋が広く天井が高くないと無理なので、床すれすれの0.5センチから1センチくらいが実用的でしょう。腰高窓でも窓の前に家具などを置くのでないかぎり、わたくしは床までの長さのカーテンが好きです。窓下15センチから20センチ程度というのがインテリア業界の基準らしいのですが、これはお好みですから、お好きな長さでどうぞ。
 次に裾上がりとして20センチ足してください。上はテープの幅と3センチを足します。先ほどご説明したようにランナーよりもカーテン上端が出るようにお作りになる場合は、上に出る寸法の2倍を足してください。
 これでカーテン1枚の布の長さが出ました。明日は模様合わせの分を見こみます。
 
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by chloe_patricia | 2008-09-24 22:26 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十九火曜日 カーテン 5

 昨日はカーテンの「表に出る部分」の幅を計算をしました。今日はそれに「表に出ない部分」を加えて模様合わせをしましょう。昨日の計算では窓周り全体を被う大きな一枚の布と考えていましたが、今日は一枚づつのカーテンとして仕立てるとして、布の必要量を割り出します。

 「表に出ない部分」とわざわざかぎカッコをつけましたが、カーテンの端を始末するのに必要な部分、洋裁では裁ち出しの見返しというのでしょうか、布端を裏側に織り込む部分のことです。ひとつの端につき7センチを見こんでください。両開きの場合はカーテンの端が4辺ありますので、合計28センチになります。これでカーテンを作るのに必要な幅が出ました。

 おかしいと思われるでしょう。そうです、これはどう考えてもおかしいのです。必要な布幅にするためには絶対に布を縦にはいでつなげないといけません。それなら絶対に縫いしろが必要になるはずなのです。でもこの数字には縫いしろを加える必要はないのです。理由はこの段階で縫いしろを足すと模様合わせが複雑になるからです。縫いしろは次の「模様を合わせて必要な布巾を計算する」段階で考えます。

 でも次に進む前にこれまでのところを実際の数字を使って復習しましょう。カーテンレールの長さが200センチ、リターンが6センチ、前の重なりは無しの両開きのカーテンを作るという設定にしましょうか。200センチにリターン分6センチを加え、プリーツ分を2.5倍にします。

 {200 + (6x2)} x 2.5 = 530

 これにゆとりと持ちだしを加えます。ゆとりは530センチの5%の26.5センチ、持ちだしは両開きですから2センチづつが4つ必要になるので8センチです。上記の表に出ない部分の見返しの7センチも4ヶ所必要ですから28センチです。

 530 + 持ちだし8 + 見返し28 = 566 とゆとりの26.5センチです。ゆとり分は今は足していません。昨日お話したように、次の段階で調整しながら加えます。

 次は布の生地幅とリピート幅を使って、縫いしろや模様合わせの際に出るロス分を加えた、実際に必要になる布の巾を計算します。リピート幅が縦30.1センチ、横14.9センチの幅126センチの生地を使いましょう。これはオンラインで見つけたLiberty社のIanthe模様の布で、実際に存在します。まずゆとりを足す前の566センチを生地幅で割ります。

 566 ÷ 126 = 4.492063

 つまり布は5巾必要ということです。無地や模様合わせの必要が無い布であればこのままでよいのですが、リピート模様の布の場合、ここでちょっと気をつけないといけません。今回例として使っている布はインテリア用の布です。もともとはぎ合わせるのを前提にデザインされていますので、布の耳から2センチくらいの所で模様が合うはずです。ですから実際に布を見ていなくても、このまま模様合わせの際のロスは出ないとして計算をすすめても大丈夫です。耳から2センチの所ではぎ合わせると仮定して、5巾ですから縫い合わせは4つなので、2センチ x 両耳分2 x 4ヵ所で16センチです。これが縫いしろです。ゆとりは26.5センチでしたから合わせて32.5センチです。これを先ほどの5巾と比べます。ゆとりと縫いしろを含めないで必要な巾は約4.5ですから、5巾から4.5巾を引いた0.5巾、つまり63センチはゆとりと縫いしろの32.5よりも大きいので問題なし。(今回はオンラインショップで見かけた布ですから、縫いしろはおよそ2センチという仮定で計算しています。実際に布地を見て購入する場合は実際の縫いしろになる分を測って計算してください) というわけで、この生地で200センチのカーテンレールの両開きのカーテンを作るには、生地が5巾必要ということになりました。

 丈の計算に移る前に、インテリアクロス以外の布を使う場合について少しお話します。インテリア用の布は模様合わせが前提ですので、なるべく無駄が出ないように布端同士を縫い合わせることができるようにデザインされています。けれどもインテリア用として販売されていない布は、たとえリピート柄であっても、必ずしも端の部分で模様合わせができるとは限りません。カーテンによくありそうな模様の布でも一般の布屋さんで購入する場合は、リピート幅を測った時に、模様合わせをして縫い合わせた時の縫いしろがどれくらいになるのかを必ず確認してください。たとえば生地幅が同じ126センチでも横リピート幅が45センチだった場合、模様合わせをすると1巾でリピートが2つしかとれません。このような場合は実際の生地幅が126センチでも、2リピートの90センチ幅として計算してください。ちょっとやってみましょうか。

 566 ÷ 90 = 6.288889

 つまり7巾必要になります。実際の生地幅とリピート幅は覚えていませんが、この例のように模様合わせの際のロスが多い布を普通の布屋さんで見かけたことがあります。すごく気に入った布だったのですが、無駄が多いので結局諦めました。

 明日からはカーテンの丈についてお話します。
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by chloe_patricia | 2008-09-23 15:09 | 布を使った室内装飾

2008年 第三十八月曜日 カーテン 4

 今日はカーテンを作る際の採寸についてです。カーテンに必要なサイズは幅と長さだけですが、既製品として販売されているカーテンのサイズとはちょっと違う考え方をしてください。ある大きさのカーテンを何枚かけるというのではなく、カーテン全体で被いたい面積を1枚の布と考えるのです。例をあげると、幅100センチで200センチ丈のカーテン2枚ではなく、幅200センチ、丈200センチを最終的に2枚のカーテンで被うのです。同じことのように思えますが、この考え方でお願いします。
 まず幅を測ります。カーテンレールの端から端までを測ってください。ポールの場合も同様です。この寸法がカーテンの基本幅です。また両開きのカーテンで、つき合わせに閉めるのではなく、服の前合わせのように中央部分が重なるように2本のカーテンレールが使われている場合(試着室のカーテンを想像してください)は、重なる部分は無視して、カーテンで被いたい部分を平面として一方の端から、もう一方のレールの端までを続けて測ってください。もちろん2枚の独立したカーテンとして扱うことも可能ですが、無地の布で作るのでない限り、模様合わせをすると表地のロスが余分に出る場合があるため、最初の採寸では一枚の平面としてください。
 次はこの大きな一枚の面積をいくつのカーテンで被いたいのかをお考えください。窓幅が狭い場合は1枚の片開きに、また最も一般的なのが中央で開き、両脇に寄せる2枚の両開きですが、大変窓幅が広い場合、それ以上の枚数に分ける場合もあります。窓の大きさと作り上げたいイメージに合わせてお決め下さい。説明は両開きを中心に進めます。
 カーテンの幅は基本幅にゆとりとプリーツ分を足して計算しますが、前出の中央で重なっているカーテンの場合は重なり部分の寸法を、また必要に応じてリターン分も加えてください。通常カーテンレールは天井かペルメットに付けられています。その際レールは壁から何センチか離して取り付けられます。ですからカーテンを吊って横から見ると壁とカーテンの間に隙間ができてしまいます。その隙間部分にもカーテン部分を延長する際の延長部分がリターンです。レースなどの薄いカーテンと厚いカーテンを2重に掛ける場合はレースはリターンなしにして、厚い方のカーテンの一番端のプリーツを薄い方のカーテンレールの一番端に固定してかけるのが一番簡単です。また最近はカーテンレールも簡単に曲げられるものがあるので、厚い方のカーテンレールの端を曲げて先端が壁に付くように取り付けられているものもあります。この場合はリターンは存在しません。横から見た時に壁とカーテンの間に隙間がないからです。一重にしかカーテンを掛けない場合は選択肢は3つです。カーテンレールを曲げて壁に取り付ける(リターン不要)か、天井かペルメット、もしくは壁にレールとは別にカーテンが吊れるように金具をつける(リターン付き)、もしくはリターンなしです。そもそもリターンを付ける理由は遮光と保温、見た目です。使う目的や場所によっては不要な場合もあり、必ずつけなければいけないというものでもありません。またマンションなどで柱や下がり天井の都合でカーテンレールの端が壁ぎりぎりに付けられていて、リターン分を薄い方のカーテンレールの端にフックで吊るのが非常に難しい場合もあります。ご自宅の事情に合わせてお決め下さい。
 前置きが長くなりましたが、基本寸法の幅にゆとりとプリーツを足しましょう。まず(必要な場合は)中央の重なり部分とリターンを基本寸法に加えます。両開きの場合はリターンは両端分必要です。リターンを付けるということは、カーテンの端を壁もしくは壁に近い場所に「固定」することです。片開きカーテンの場合、カーテンを一方からしか開けなければリターンは片方分だけ、両側に引く前提での片開きならリターンは付けられません。ご注意ください。次にプリーツ分として、それを2倍から2.5倍します。3つ襞のピンチプリーツは2.5倍にすると大変エレガントで美しい仕上がりになります。レースやシフォンなどの薄手の場合は2倍でも十分きれいです。ご使用になる布とでき上がりイメージ、ご予算に合わせてお決めください。ただし縦ストライプ柄になった布を使用する場合、ストライプの同じ場所でプリーツをたたみたい場合などは模様の幅を考えてプリーツ分を割り出す必要があります。これについては後で別にご説明しましょう。
 基本寸法プラス重なりとリターンにプリーツを加え、そしてそれにゆとりを加えます。布の厚さにもよりますが、全体の5%程度あれば十分です。正確に採寸できていれば本当はゆとりなしで良いはずなのですが、万が一の時のために5%以内で加えましょう。ゆとりは多すぎてはいけません。カーテンを閉じた時にゆとりが多すぎると美しいラインが出ません。ゆとりはきっちりこれだけ必ず足さないといけないという物ではありません。わたくしは基本寸法+リターン(我が家には重なりが必要なカーテンはありません)+プリーツ分と布のリピート幅とで布が何巾分必要になるかを計算する時に調整して加えます。たとえば最終的に4巾から20センチ切り落とした幅が必要な場合、ゆとり分の5%と20センチを比べて大差なければゆとりは20センチにしてしまいます。4巾に不足分のたとえば4センチを足すために5巾目の布は使いません。ゆとりはあくまでも万が一のためです。臨機応変にしましょう。
 基本寸法に重なり部分、リターン、プリーツ分、ゆとりを加えました。次は出来上がりカーテン一枚一枚の端の持ち出しとして、端ひとつに付き2センチを足します。片開きなら4センチ、両開きなら8センチ足します。かなり厚手の布を使う場合は厚みを考えて加減してください。これがカーテンの「表に出る部分」に必要な幅です。明日は「実際に必要な布巾」についてお話します。
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by chloe_patricia | 2008-09-22 19:48 | 布を使った室内装飾