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2008年 第三十八月曜日 カーテン 4
今日はカーテンを作る際の採寸についてです。カーテンに必要なサイズは幅と長さだけですが、既製品として販売されているカーテンのサイズとはちょっと違う考え方をしてください。ある大きさのカーテンを何枚かけるというのではなく、カーテン全体で被いたい面積を1枚の布と考えるのです。例をあげると、幅100センチで200センチ丈のカーテン2枚ではなく、幅200センチ、丈200センチを最終的に2枚のカーテンで被うのです。同じことのように思えますが、この考え方でお願いします。
まず幅を測ります。カーテンレールの端から端までを測ってください。ポールの場合も同様です。この寸法がカーテンの基本幅です。また両開きのカーテンで、つき合わせに閉めるのではなく、服の前合わせのように中央部分が重なるように2本のカーテンレールが使われている場合(試着室のカーテンを想像してください)は、重なる部分は無視して、カーテンで被いたい部分を平面として一方の端から、もう一方のレールの端までを続けて測ってください。もちろん2枚の独立したカーテンとして扱うことも可能ですが、無地の布で作るのでない限り、模様合わせをすると表地のロスが余分に出る場合があるため、最初の採寸では一枚の平面としてください。 次はこの大きな一枚の面積をいくつのカーテンで被いたいのかをお考えください。窓幅が狭い場合は1枚の片開きに、また最も一般的なのが中央で開き、両脇に寄せる2枚の両開きですが、大変窓幅が広い場合、それ以上の枚数に分ける場合もあります。窓の大きさと作り上げたいイメージに合わせてお決め下さい。説明は両開きを中心に進めます。 カーテンの幅は基本幅にゆとりとプリーツ分を足して計算しますが、前出の中央で重なっているカーテンの場合は重なり部分の寸法を、また必要に応じてリターン分も加えてください。通常カーテンレールは天井かペルメットに付けられています。その際レールは壁から何センチか離して取り付けられます。ですからカーテンを吊って横から見ると壁とカーテンの間に隙間ができてしまいます。その隙間部分にもカーテン部分を延長する際の延長部分がリターンです。レースなどの薄いカーテンと厚いカーテンを2重に掛ける場合はレースはリターンなしにして、厚い方のカーテンの一番端のプリーツを薄い方のカーテンレールの一番端に固定してかけるのが一番簡単です。また最近はカーテンレールも簡単に曲げられるものがあるので、厚い方のカーテンレールの端を曲げて先端が壁に付くように取り付けられているものもあります。この場合はリターンは存在しません。横から見た時に壁とカーテンの間に隙間がないからです。一重にしかカーテンを掛けない場合は選択肢は3つです。カーテンレールを曲げて壁に取り付ける(リターン不要)か、天井かペルメット、もしくは壁にレールとは別にカーテンが吊れるように金具をつける(リターン付き)、もしくはリターンなしです。そもそもリターンを付ける理由は遮光と保温、見た目です。使う目的や場所によっては不要な場合もあり、必ずつけなければいけないというものでもありません。またマンションなどで柱や下がり天井の都合でカーテンレールの端が壁ぎりぎりに付けられていて、リターン分を薄い方のカーテンレールの端にフックで吊るのが非常に難しい場合もあります。ご自宅の事情に合わせてお決め下さい。 前置きが長くなりましたが、基本寸法の幅にゆとりとプリーツを足しましょう。まず(必要な場合は)中央の重なり部分とリターンを基本寸法に加えます。両開きの場合はリターンは両端分必要です。リターンを付けるということは、カーテンの端を壁もしくは壁に近い場所に「固定」することです。片開きカーテンの場合、カーテンを一方からしか開けなければリターンは片方分だけ、両側に引く前提での片開きならリターンは付けられません。ご注意ください。次にプリーツ分として、それを2倍から2.5倍します。3つ襞のピンチプリーツは2.5倍にすると大変エレガントで美しい仕上がりになります。レースやシフォンなどの薄手の場合は2倍でも十分きれいです。ご使用になる布とでき上がりイメージ、ご予算に合わせてお決めください。ただし縦ストライプ柄になった布を使用する場合、ストライプの同じ場所でプリーツをたたみたい場合などは模様の幅を考えてプリーツ分を割り出す必要があります。これについては後で別にご説明しましょう。 基本寸法プラス重なりとリターンにプリーツを加え、そしてそれにゆとりを加えます。布の厚さにもよりますが、全体の5%程度あれば十分です。正確に採寸できていれば本当はゆとりなしで良いはずなのですが、万が一の時のために5%以内で加えましょう。ゆとりは多すぎてはいけません。カーテンを閉じた時にゆとりが多すぎると美しいラインが出ません。ゆとりはきっちりこれだけ必ず足さないといけないという物ではありません。わたくしは基本寸法+リターン(我が家には重なりが必要なカーテンはありません)+プリーツ分と布のリピート幅とで布が何巾分必要になるかを計算する時に調整して加えます。たとえば最終的に4巾から20センチ切り落とした幅が必要な場合、ゆとり分の5%と20センチを比べて大差なければゆとりは20センチにしてしまいます。4巾に不足分のたとえば4センチを足すために5巾目の布は使いません。ゆとりはあくまでも万が一のためです。臨機応変にしましょう。 基本寸法に重なり部分、リターン、プリーツ分、ゆとりを加えました。次は出来上がりカーテン一枚一枚の端の持ち出しとして、端ひとつに付き2センチを足します。片開きなら4センチ、両開きなら8センチ足します。かなり厚手の布を使う場合は厚みを考えて加減してください。これがカーテンの「表に出る部分」に必要な幅です。明日は「実際に必要な布巾」についてお話します。
by chloe_patricia
| 2008-09-22 19:48
| 布を使った室内装飾
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